クヌース氏も認めたアルゴリズム「ZDD」でスマートグリッドを実現、北大・湊教授らが開発∴ITpro
配電網の経路最適化では、「異なる変電所系統をつないではいけない」といった配電経路に関する幾何学的な制約と、「電線の各区間で許容電流を超えてはいけない」といった電力品質に関する制約の二つを考慮した上で、電力ロスを最小化する経路計算を行う必要がある。湊教授らが開発した技術ではまず、幾何学的な制約と電力上の制約を満たす経路の組み合わせを、ZDDを用いてすべて探し出した。探索にかかった時間は、標準的なパソコン上で1時間15分。組み合わせの総数は10の63乗個で、30万人規模の配電網における実現可能な経路の組み合わせを正確にすべて数えたのは、世界初の結果だという
詳しいことはよくわかりませんが、組み合わせの集合を圧縮したまま超高速で計算できるアルゴリズムらしい。10の63乗個は漢字の単位で言うと千那由他かな。ならして書くと「1000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000」か。途方もない数だということだけはわかるな。すげえ。